■-七十周年への歩み-■4/7頁
園長 保泉欣嗣
70周年 特別コラム シリーズ第1回 「ちるどらんど」
2005年9月号より |
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保育園には三人の先生が保育をしてくださっていました。私は村田先生と古市先生に保育を受けたのを憶えています。保育園には園舎のすぐ脇に古市さんという家族が小使いさんとして住んでいました。古市さんは家族全員で私たち園児の世話をやいて下さったり、掃除、片付けから雑用まで、大変な働きぶりでした。物資も食物も乏しい時でしたが兎に角も大人も子どもも助け合い、支え合って生活していた様子だけは子供心にも鮮明に想い起こします。戦前戦後の一時期に、このような歌が日本中で歌われていたようです。
♪トントントンカラリーの隣組、障子を開ければ顔なじみ、回してちょうだい回覧板、教えられたり教えたり。♪ |
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と、社会の一致団結を呼びかける歌が普及したのです。そして、当時の唱歌には母と子の深い愛情と強い絆を表徴するような心の温まる歌もあった。
♪母さん お肩をたたきましょ、タントンタントンタントントン。 母さん 白髪がありますネ、タントンタントンタントントン。 お縁側には 日がいっぱい、タントンタントンタントントン。 真っ赤なケシが 笑ってる、タントンタントンタントントン。♪ |
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素朴な歌詞ですが、家庭の平和と何とも母子の微笑ましい姿が歌われています。幼い頃に覚えた歌や思い出は、何十年後の今も憶えているものですネ。
-その5へ、つづきます-
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